φ940のシャフト外径を移動焼入れ

6KHz×600KWの大型高周波発振器を使えば外径φ940の大型シャフトでも高周波焼入れが可能になります。また、5ｍｍ以上という深い硬化層を求められていたので、6KHzという周波数の低い装置が重要になる

倒れ止めプレート穴部レーザ焼入れ

溝部のみ硬くしたいが、従来の熱処理では全体焼き入れを行うことで、歪が大きくなり後加工で問題になっていた。レーザ焼入れでは、硬化させなければいけない部分のみを狙って硬化させることが出来るため、無駄な熱影響部を無くし、熱処理後の歪を最小限に抑えることが出来た。

センターピンレーザクラッディング補修

腐食環境で使用するセンターピンのため、耐食性と耐摩耗性の両立を求めてステライトNo.6を検討したが、素材が難削材のため加工時間が掛かった。そこで、レーザクラッディングであれば、先端だけをステライトNo.6にして、納期0日で修正ができ、加工も先端だけなので加工時間の短縮につながった