【2025年8月04日最新】海外FX投資ニュース|海外FXビジネスフェア

皆さん、おはようございます!FXインストラクターの鈴木です。

昨日から今日にかけて、FX市場では本当に多くの学びがありました。特に「雇用統計がなぜこんなに重要なのか」「相場が急変した時にどうなるのか」を実際の事例で学ぶことができる、とても良い教材となりました。

今日は一緒に、「市場の大きな動きから学ぶFXの基本」をテーマに勉強していきましょう!

今日の学習テーマ

✅ 経済指標が為替に与える影響の仕組み
✅ リスクオフ相場での通貨の動き方
✅ 中央銀行の政策変更が市場に与える影響
✅ 相関性の高い市場同士の連動メカニズム


目次

CAPITA投資ナビ編集部では、独自に調査したアンケート結果や調査に基づいて記事を作成しています。

単にウェブ上のコンテンツをまとめたわけではなく、上場企業だからこそできるリサーチ力や実際のユーザーへのインタビューに基づいたコンテンツを作成しています。

CAPITA投資ナビ編集部での記事制作の様子が気になる方はこちらもチェックしてください!

※こちらは海外在住の日本人向けコンテンツになります。

ニュース解説

学習教材1: 米雇用統計ショックから学ぶ「経済指標の読み方」

学習目標
このニュースで経済指標がなぜ為替相場を大きく動かすのかを理解しよう!

何が起こったの?

8月1日に発表されたアメリカの7月雇用統計で、お仕事の数(非農業部門雇用者数)が7.3万人しか増えませんでした。みんなは10.4万人増えると予想していたので、予想より3万人以上も少なかったんです。

【用語解説】非農業部門雇用者数
農業以外の分野で働く人の数がどれだけ増えたかを示す指標。アメリカの景気を判断する最重要指標の一つです。

なぜこんなに大騒ぎになったの?

ポイント!
 雇用統計が重要な理由を一緒に考えてみましょう。

  1. アメリカの景気の健康状態がわかる
    • お仕事が増える = 景気が良い
    • お仕事が減る = 景気が悪くなりそう
  2. FRB(アメリカの中央銀行)の政策が変わる
    • 景気が悪くなりそう → 金利を下げて景気を刺激しよう
    • 金利が下がる → ドルを持つ魅力が減る → ドル安

【用語解説】FRB(Federal Reserve Board) 
アメリカの中央銀行。日本でいう日銀のような存在で、金利政策を決める重要な機関です。

実際にマーケットはどう動いたの?

覚えておこう!悪い経済指標 → ドル売り → 円高という流れです。

  • ドル円:150円台 → 147円台(約3円の円高!)
  • 日本株:40,799円 → 40,290円(508円安)
  • アメリカの金利:4.37% → 4.22%(大幅低下)

学習教材2: 日経平均4万円割れから学ぶ「株式とFXの関係」

学習目標
株価とFXがなぜ連動するのかを理解しよう!

どうして日本の株価がアメリカのニュースで下がるの?

これはとても良い質問ですね!一緒に考えてみましょう。

  1. アメリカは日本の大切なお客さん
    • アメリカの景気が悪くなる → 日本の商品が売れなくなる
    • トヨタやソニーなど輸出企業の株価が下がる
  2. 投資家の心理
    • 不安になった投資家 → 株を売って安全な資産(債券や現金)に移る
    • これを「リスクオフ」と呼びます

【用語解説】リスクオフ
投資家が不安になって、リスクの高い資産(株式など)を売って、安全な資産に移ることです。

覚えておこう!株式とFXの相関関係

ポイント! 

この関係式を覚えておくと便利です。
・日本株下落 → 円高になりやすい
・日本株上昇 → 円安になりやすい

なぜかというと、外国人投資家が日本株を買う時はドルを円に交換し、売る時は円をドルに戻すからです。


学習教材3: ドル円急落から学ぶ「金利差の重要性」

学習目標
金利差がなぜ為替相場の方向を決めるのかを理解しよう!

147円まで円高が進んだ理由

なぜこうなったの? 一緒に段階的に考えてみましょう。

  1. アメリカの雇用統計が悪かった
  2. FRBが金利を下げると予想された
  3. 日米の金利差が縮まると考えられた
  4. ドルの魅力が減った
  5. ドル売り・円買いが加速した

【用語解説】金利差 2つの国の金利の差のこと。金利の高い通貨の方が投資家に人気があります。

実際の数字で確認しよう

項目変化前変化後影響
アメリカ10年金利4.37%4.22%↓0.15%
ドル円150.53円147.06円↓約3円

覚えておこう!
 金利が下がる → その国の通貨が売られやすくなる


知識コーナー

深掘りコーナー:なぜ円は「安全通貨」と呼ばれるの?

FX初心者の皆さんからよく質問される内容です!

円が安全通貨と呼ばれる理由

  1. 日本は政治的に安定している
  2. 日本は債権国(お金を貸している国)
  3. 円キャリートレードの巻き戻し

【用語解説】円キャリートレード 金利の低い円を借りて、金利の高い通貨で運用する取引。不安が高まると、この取引を解消する(円を買い戻す)動きが出ます。

実際の動きを見てみよう

市場が不安になった時の典型的なパターン:

  • 株価下落 → リスクオフ → 円買い

これが今回も起こったんですね!


チャート読み方講座:サポート・レジスタンスを理解しよう

今回のドル円の動きを例に、チャートの見方を学びましょう。

重要な価格帯

  • 150円台: 今回の高値圏(レジスタンス)
  • 147円台: 現在のサポートライン
  • 145円台: 次の重要サポート

【用語解説】サポート・レジスタンス

  • サポート: 価格が下がりにくい水準
  • レジスタンス: 価格が上がりにくい水準

今日の学習ポイント

必ず覚えておきたい5つのポイント

  1. 雇用統計は最重要経済指標
    • アメリカの第1金曜日発表(今回は8/1木曜日)
    • 予想との差が大きいほど相場への影響大
  2. 悪い経済指標 = その国の通貨安
    • アメリカの指標悪化 → ドル売り
    • 日本の指標悪化 → 円売り
  3. 金利差が為替の方向を決める
    • 金利上昇期待 → その通貨買い
    • 金利低下期待 → その通貨売り
  4. リスクオフ時は円が買われやすい
    • 株安 + 円高の組み合わせはよくある
    • 安全資産への逃避
  5. 株式とFXは連動しやすい
    • 特に輸出企業の多い日本では顕著
    • 外国人投資家の動きに注目

理解度チェック

以下の質問に答えられるか確認してみましょう!

  1. なぜアメリカの雇用統計が悪化するとドル安になるの?
  2. 日本株が下落すると円高になりやすいのはなぜ?
  3. 金利差が為替に与える影響を説明できる?

答えられない場合は、もう一度該当箇所を読み返してみてくださいね!


次回予告

明日の勉強テーマは「中央銀行の政策変更を先読みする方法」を予定しています!

今日の復習課題

  1. 今回の雇用統計の内容をもう一度整理してみよう
  2. ドル円チャートで147円のサポートを確認してみよう
  3. 自分なりに「なぜ円高になったか」を説明してみよう

今日もお疲れさまでした!

市場の大きな動きは最高の教材です。今回のような実例を通じて、FXの仕組みが少しずつ理解できるようになります。分からないことがあれば、いつでも基本に戻って学習し直すことが大切です。

一緒に頑張りましょう!📈


FXインストラクター 鈴木

※こちらは海外在住の日本人向けコンテンツになります。

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